仕事人コラム

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本を落ち着いて読める場所

最近、ある旅館に宿泊されたアンケートを読んでいて「客室以外で本を落ち着いて読める雰囲気の場所を提供してほしい」というものに目が止まりました。
日常生活から離れて、好きな読書三昧という上質な時間を過ごしたいという気持ちが伝わってきましたが、旅館そのものが旅行目的となってきている今、多くの宿泊滞在者の求める共通項ではないかと思います。

その滞在イメージとしては、自然環境のよいライブラリーコーナーで、どっしりとしたソファーに座って、こだわりのハーブティを飲みながら好きな本を読み、日常生活には無くなってしまったしっとりとした「和風」空間の中で温泉情緒を楽しむといったところでしょうか。最近は談話室の整備が進み、無料コーヒー、ライブラリー、真空管アンプでの音響、リラックスチェアーの設定など差別化空間の提供が増えつつあります。

そのため、宿泊ユーザーにとっては、宿泊先の正確な情報の要求レベルはますます高くなり、料理の細かい内容、泊る部屋の内装、客室備品やアメニティ関係まで詳細にわたっています。ある調査によれば、ネットユーザーの半数近くが予約サイトを利用して宿泊申込をしているといい、さらに予約サイトを使った人の6割以上が口コミ情報を参考にしているそうです。

旅館経営サイドとしても、メイン客層の求めるきめ細かな宿泊商品をどこまで提供できるか、さらには、その情報を自館のホームページでいかに正確に提供できるかが問われていると思います。
個性化がますます進んだ宿泊ユーザーに、施設装備の制約はあるものの、滞在提案の中からチョイスしていただけるような、宿泊商品を提供するお手伝いができればと思っています。
 
 
noguchi.jpg企画設計室 野口