仕事人コラム

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訪日外国人からみた日本旅館の魅力

世界中にはいろいろな形態のホテルがある。トルコのカッパドキアにある洞窟のホテル、アイスランドの氷のホテル、シャトー(古城)を再生したホテルがあれば、バロックやロココ調の豪華なパレス(宮殿)のホテルまである。更にはラスベガスにはカジノやアミューズメント施設が充実したホテルやオーランドのディスニーにはキャラクターに囲まれるようなホテルまである。私は海外旅行が好きで、旅先の宿泊先ではやはりこのようなホテルに泊まりたいと思っています。旅先での土地の風情を感じることができるからです。洞窟のホテルなど多少の不便はありましたがそれも風情です。

 

 

 外国から日本に来られる観光客が好んで日本旅館を選んで泊まられる話を聞きます。インターネットの普及などで容易に検索し、予約を取ることが出来るようになった事も大きな要因ですが、日本に来たら日本の文化に触れられる旅館に泊まりたいという気持ちは良く分かります。お風呂の入浴、割り箸の使い方、畳の上での生活など、他国ではあまり慣れていない風習がたくさんあるのに、最近の外国人観光客の方々は不慣れながらも問題なく旅館を使用しています。

 

 

 そんな中でも昔から旅館に根付いている当たり前のサービスに、「料理の部屋出し」がありますが、このサービスはホテルで言う「ルームサービス」といって大変喜ばれるそうです。客室で和食の料理を食し、SPA(温泉)で疲れを癒し、日本の情緒を感じられる畳の和室でお茶を振舞ってもらう。おまけに日本の伝統的な浴衣を着せてもらい、更には就寝前に布団まで敷いてもらえる旅館には、それがサービスに至るまで料金にすべてインクルードされているのでよほどリーズナブルに思えるのかもしれません。

 

 

 最近の日本には和室と呼ばれる施設が少なくなってきました。住宅やマンションからも和室が消えつつあり、老舗の料亭が廃業したり、旅館がスタイリッシュになったりしています。畳の上に大の字で寝転がる心地よさを感じられることが少なくなってきました。旅館の和室にはこの日本の心地よさというものを訪日外国人のためにもいつまでも大切に守っていってもらいたいものです。

 

 

 

建装部 名古屋駐在 棚瀬 ES144.JPG